まとまったお金が必要。保険を解約するしかない?

・将来のために保障は必要。でも、まとまったお金が要る!
・今まで積み立ててきた保険料、ちょっと戻してもらえる?
・保険、お金を借りられるってホント?

本日は、保険も大事、でもお金も必要と思っているお客様へ。

解約せずに保険からお金を引き出す方法、2つ!

今日は満期を迎えた積立式の保険をお持ちの契約者様から相談がありました。

「子どもが2年後に大学受験がある予定。
一応、なんとなく契約した保険があるんだけど、解約したらお金はいくら戻ってくるのかしら?
それから、大学受験って、いくらくらいお金が必要なのかしら?
この保険を解約してお金を用意したほうがいいのかな?」

えー?!
家庭の状況をナチュラルに伝えてくれつつ、めっちゃ難しいことを初対面のオペレーターに聞いてくるやん・・・?(汗)

もう、こうなったら仕方ないので、参考になったらいいなっていう気持ちで分かる範囲で金額目安をご案内。FP資格を持ってたり、子育て経験があったりが役に立つなと思うひと時です。。
(→注意:そんなわけで、相談業務はオペレーターによって、全然対応が違います)

その方の死亡保障は、1800万円。
1800万円の死亡保障に対する解約返戻金は、1200万円くらい見込めるものでした。
しかも、解約の時期が先になるほど、返戻金が増えるとっても素敵な保険。

私の提案は2つ。

1.死亡保障額を少し下げてもいいのなら、部分的に解約(一部解約)して資金をご用意。

2.死亡保障を1800万円のままでキープしたいなら、利息が発生するけれど、契約者貸付(けいやくしゃかしつけ)で一時的に受験に必要な資金を用意する。


上のどちらの方法も、保障を残しながら、保険契約からお金を用意することが可能です。

部分的に解約(一部解約)とは

まず、提案の1つめ。一部解約。

死亡保障1800万円を全部解約すると、解約返戻金が1200万円。
すごくまとまったお金になりますが、大学受験のための資金だけがあればよいのなら、そんなに大きなお金は必要ないですよね。
保証金額を下げて、下げた保証金額分の解約返戻金を部分的に引き出す方法となります。

1800万円の死亡保障を、例えば1500万円に変更する(一部解約)

そうすると、300万円分の保障に対しての解約返戻金を手にすることができます。


金額は、オペレーターや代理店に確認していただければ、計算可能です。
前回に書いた「保障の金額を下げたり、部分的に保障を削ることはできる?」の項目と同じ考え方となる手続きです。


契約者貸付(けいやくしゃかしつけ)とは

提案の2つめ。契約者貸付。

死亡保障の金額を1800万円のまま、必要なお金を解約返戻金の決められた範囲で借りる。
これが貸付です。

ただし、借りた金額には、お金を口座に振り込みした日から利息が付いていきます。

大体、年2%~5%前後の利率で、1年ごと複利でついていくところが多いかなと。


返済は、契約者様の好きな時に少しずつ返済でも良いですし、まとめて返済していただくのでもOKです。
こまめに少しずつ返済してもらったほうが、利息の付き方はゆるやかになります。
(返済することで、利息がつく基準となる元金が減っていくため)

「返さなかったらどうなるの?」
という質問はよく頂きますが、

解約したときの返戻金から、未返済の分を保険会社で相殺

(万が一が起こって)保険金1800万円を受け取っていただく時に、未返済分を保険会社で相殺


このどちらかになります。


利息がどんどんつくので本当は返したほうが良いですね。

裏技として、

「いよいよ返済が難しい」
となったときには、そこで初めて一部解約を検討して、部分的な解約をして、返戻金と契約者貸付の未返済分を相殺することも可能
です。
(↑これ、契約者様で知ってる人は案外少なくて、返済できなくて困っているという相談を受けたときに、コチラから提案させていただくことが多い手続きです)

まとめ

今回の契約者様は、
「子が受験の時に、お金を用意できる状態だったら保険はそのままで持ちたい。
でも、お金が足りなかった時には、一部解約をお願いしようと思う」
という結論を自身で出されて、考えがまとまったようでした。

試算をしたり、解約のタイミングをご案内したり、途中で雑談も交えつつで、30分ほどお時間をいただいたのですが、最後に「すごく丁寧に対応してくれてありがとう、参考になりました!」と嬉しいお言葉をいただきました。

私は試算するのも好きで、雑談も受け入れてしまうオペレーターなので(全く雑談の余地がない真面目なオペレーターもいます)、こういう相談対応はすごく楽しくて、しかも今回は契約者様が聞き上手というか、相槌を絶妙なタイミングで入れてくださる聡明な方で、ほんとに時間があっという間でした。

お金が必要な時、保険種類によりますが、上手に活用することで人生のピンチを凌げることもあります。
相談いただければ最善策を一緒に考えますので、是非、カスタマーセンターや代理店さんに相談してみてくださいね。

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